活動報告「県産茶を通じたお茶育授業」⑩6/29(木)坂戸市立片柳小学校

活動報告「県産茶を通じたお茶育授業」
⑩6/29(木)坂戸市立片柳小学校

対象:5年生1クラス38人(家庭科)
授業内容:「お茶ってなぁに」「闘茶」「淹れ方」
担当チーフ:今井
スタッフ:西澤、上田、高橋

毎朝お茶を飲んで元気に出勤されるというお茶大ファンの担任の先生から、子供達に色んなお茶があることを知って欲しい、本当のお茶の美味しさを分かって欲しい、から、淹れ方も闘茶もお願いしたい、との熱き要望を頂き、時間配分では難易度の高い授業構成となりました。

闘茶は、緑茶(深蒸し)、烏龍茶、紅茶の三種とし、解答方法も簡略化したものの、プロの鑑定方式を紹介したかったので拝見茶碗を使用して子供達の目の前で配湯しました。紅茶と烏龍茶の網を引き揚げるまでの約1分程、おしゃべりタイムになってしまうかと思いきや、回避するためにこちらが声をかけていた通りに茶葉の開き具合を興味津々にじっと見つめる子供達。三種の試飲をはじめると「信号機の色みたい」など、みんなそれぞれに感想を言いながら楽しそうに飲む姿が印象的でした。

淹れ方は、一度家庭科でやったがきちんとした茶器を使用して復習を兼ねて行いたい、ということで実施。時間的にいつもの講義のようにデモをする時間がとれなかったので、デモと実習を同時進行。それでもみんなこちらの説明をよく聞きながら、スムーズに実習が進んで、三煎飲んでいる班がほとんどでした。

担任の先生は勿論、校長先生はじめ、教頭先生など何人もの先生方が入れ代わり立ち代わり授業を見に来られ、子供達と「お茶の味はどう?」「おいしい?」などと会話しながら回られている様子を見て、先生方もこの授業を大変楽しみにしていて下さったのだと実感し、こちらも自然に笑みが浮かび大変気持ちよく授業をさせて頂きました。
子供達にとっても、学校側や私達の思いを感じとり大変充実した授業になったことと思います。1授業45分の短い時間でしたが、講師としてもかなり手応えを感じた回でした。

  

(文責:今井、写真:上田)  

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